〔2009/7/30〕OKI、「eおと エンジン for Server V2」にIP対応FAX応答機能を追加
OKIは、IP対応のコンタクトセンターの着信呼の分配システムや自動音声応答装置などにおける音声処理部を汎用サーバ上で実現するホストメディアプロセッシングソフトウェア「eおと エンジン for Server V2」にIP対応のFAX応答機能を追加し、販売を開始した。今回の機能強化では、FAX自動応答に対応したIVRを構築したい企業にとって、FAX専用のハードウェアが不要となるほか、サーバ1台あたりで動作するチャネル数を多くできるため、システムの低コスト化と将来拡張性の確保が可能となる。
eおと エンジン for Serverは、CTstageに採用されている高品質かつ投資対効果の高いホストメディアプロセッシングソフトウェア。今回、新たにIP対応のFAX応答機能を追加することにより、FAXデータを受信してイメージファイルとして保存し、イメージファイルをFAXデータに変換して送信することが可能となる。これにより、FAX応答業務を自動化し、業務効率を向上するIVRシステムを低コストで構築できる。
eおと エンジン for Serverでは、FAX応答機能をソフトウェアで実現したことによりFAX専用のハードウェアが不要となる上、独自の効率的なアーキテクチャの採用によりCPU使用効率を高め、大規模システムを少ないサーバ台数で構築できるため、システムの導入・運用コストの大幅な低減が可能。また、eおと エンジン for ServerのFAX応答機能は、長年の実績を持つOKIのVoIP製品で培ってきたノウハウにより、IPネットワーク経由のFAX送受信成功率99.999%を実現し、高い品質を確保している。
価格は、1チャネルライセンスあたり7000円からで、同社では今年度1万ライセンス、今後3年間で5万ライセンスの販売を狙う。