〔2016/2/15〕キューアンドエー、リモートを活用した「e-Tax」端末設定サービスを開始
キューアンドエー(本社:東京都渋谷区、牛島祐之社長)は、国税電子申告・納税システム「e-Tax」を使用する個人事業者(自営業者)に対して、電話やリモート(遠隔操作)でパソコンなどの端末設定を行うサービス「e-Taxサポート」を開始した。
e-Taxは自宅にいながら国税電子申告・納税を行うことができる国営オンラインサービスシステム。インターネットの普及により、迅速かつ簡単に申告可能であることから、近年、個人で事業を営む利用者が増加している。
国税庁の調査によると、e-Taxや「確定申告書等作成コーナー」などインターネットを介したICTを利用した所得税申告数は、平成19年度から平成26年度にかけて約2倍に増加し、所得税申告数のうち半数以上がICTを利用して申告が行われている。
また、2016年1月、マイクロソフトはInternet Explorerのサポートポリシーを変更した。これにともない、e-Tax利用時の推奨環境も各Windows OSで利用可能な最新版のみとなった。サポート対象外となる最新版以外のバージョンは、セキュリティ更新プログラムや修正プログラムが配布されなくなるため、脆弱性を狙ったサイバー攻撃によりウイルスに感染する可能性が高まる。
そこで、キューアンドエーは、e-Taxで利用する端末の設定サポートを行うことにした。事前準備の相談はもちろん、ICカードリーダーの購入と電子証明書(住民基本台帳カードや個人番号カード)を用意すれば、端末の環境確認や、ICカードリーダーのドライバーインストール、そのほか設定時のトラブル解決など、電話/リモート(遠隔操作)にてサポートする。
また、e-Taxの利用前には、セキュリティ診断とInternet Explorerのバージョン確認を行うことを推奨する。近年、ウイルス対策ソフトを導入していても、ウイルスへの感染や情報漏洩するという被害が増加している。Internet Explorerが最新版以外の場合は、感染の危険性も高まるため、セキュリティ診断とともにInternet Explorerのバージョンの確認をあわせてこない、必要に応じてInternet Explorerのアップグレードや適切なサポート内容の提案、要望があればその場でウイルス予防・駆除などの有償サポートも可能。