〔2016/4/14〕伊藤忠テクノソリューションズとピツニーボウズ・ソフトウェア、動画活用支援サービスを開始

 伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)とピツニーボウズ・ソフトウェアは、国内初の販売代理店契約を締結。5月からピツニーボウズのインタラクティブな動画ソリューション「EngageOne Video」を使用した動画活用支援サービス「eMotion」の提供を開始すると発表した。
 EngageOne Videoは、対話式動画コンテンツをリアルタイムで作成するためのソリューション。従来の動画は視聴者との対話がなく企業からの一方通行の情報提供にとどまりがちであったのに対し、顧客または見込み客の嗜好やニーズに応じたワン・ツー・ワンマーケティングを実現する。
 具体的には、シナリオに基づき制作したビデオと企業が保有している視聴者の属性情報や購買データなどの行動履歴を独自技術により連係させ、さらに動画へのデータ入力を可能にすることで、視聴者ごとにカスタマイズしたインタラクティブな動画を提供。これにより、視聴者の要望に応じた必要な情報の提供や次のアクションへのスムーズな誘導が可能になり、顧客満足度の向上や業務効率化につなげることができる。
 CTCが今回提供するeMotionは、企業のマーケティング部門やコンタクトセンター向けにEngageOne Videoの活用を支援するサービス。マーケティング部門向けには顧客または見込み客の個別ニーズに基づく商品説明による営業効率アップ、あるいは複雑で個別に必要事項の異なるサービス(金融明細や保険商品など)の内容の説明をわかりやすして申し込み途中の離反抑制を狙うといったの用途を想定している。また、コールセンター向けには、多様な内容の説明を実現して問い合わせ対応を削減したり、マニュアルや各種説明会の代用とすることで効率的なチュートリアル(教育)を実現するというメリットがあるという。
 eMotionでは、CTCが長年の大規模なシステム構築やクラウドサービスの提供実績で培ったノウハウを生かし、既存の基幹系や情報系システムとEngageOne Videoの連係を実現。作業工数や時間のかかる業務をクラウドで代行する自社のクラウドBPO サービス「Business Evolution」シリーズの1つとしてサービス提供する。また、ユーザー企業の要望に応じてオンプレミスでのシステム構築も行い、3年間で30社への提供を目指すという。


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