〔2016/5/6〕電通、中国のモバイルEコマースマーケティング専門会社「ベリースター社」の株式60%取得で合意

 電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、中国の有力モバイルEコマースマーケティング専門会社「VeryStar」(ベリースター社)の株式60%の取得と、今後段階的にシェアを拡大して完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意したと発表した。
 2011年に設立されたベリースター社は、ソーシャルを含むデジタルメディアを活用した広告コミュニケーションの企画・実施の他、中国Eコマース大手のWeChatとAlipayの「モバイルプラットフォーム・デザインエージェンシー」に認定され、グローバルに展開する小売業者がこれらEコマースのプラットフォームを活用して実施するモバイル決済や、小売業者が消費者向けに行うCRM施策としてのEクーポンの発行およびその効果を測るアプリケーションシステムの開発などを行っている。同社が提供するサービスは、Eコマース大手2社と小売業者の双方から高い評価を得ており、今後もモバイル決済やEクーポンを中心としたEコマース領域での事業拡大を見込んでいる。
 電通グループは買収後ベリースター社を、グローバルネットワーク・ブランの1つであるIsobar(アイソバー)のネットワークに組み込む。ブランド呼称を「VeryStar - Linked by Isobar」(ベリースター・リンクト・バイ・アイソバー)とし、アイソバー中国を中心とするグループ各社との連携を深めシナジーを高めていくことで、世界第2位の広告市場・中国で高成長を続けるEコマース領域でのプレゼンスを高め、成長戦略を加速させる。


PAGE TOP