〔2016/6/27〕NTTソルコ、子会社のNTT北海道テレマートと合併し、本店機能を札幌市に移転

 NTTソルコ(本社:東京都港区、武藤弘和社長)は、同社の子会社であるNTT北海道テレマート(本社:北海道札幌市、石田良夫社長)と合併すると発表した。これに先立ち、臨時株主総会において本店機能を北海道札幌市に移転することを決議した。
 NTTソルコ、NTTテレマートの両社ともに30年余りの歴史を有するNTTグループのコンタクトセンター事業者。両社の設立経緯は異なり、当初はグループ外の資本も交えて事業を営んでいが、NTTグループの再編に伴い、NTTソルコがNTT東日本のグループ企業となり、NTTテレマートはNTTソルコの100%子会社となって今日に至っている。
 コンタクトセンター業界自体もおよそ30年前に形成され、フリーダイヤルの普及、インターネットの広がりなどに合わせて発展してきた。現在では、スマートフォンの利用拡大、SNSなどのテキストコミュニケーションの普及、加えてAIの飛躍的な発達などにより、コンタクトセンターのあり方、そして業界全体が大きな時代の変わり目にさしかかっている。
 今回の合併により両社が培ってきた実績、経験、人材などの経営資源を結集するとともに、先進のICTやAIを手がけるアライアンスパートナーとの協業を進め、顕在化しつつある革新を先取りする能力を一層高めてクライアントの次世代カスタマーコンタクトチャネル整備の取り組みをサポートしていく。また、難易度の高いテクニカルサポートなど、NTTテレマートが札幌をはじめ北海道の立地における経験の中で蓄積してきた資源を拡充し、これまでNTTソルコの全国のクライアントにも提供していく。
 合併後の本社(本店)は札幌本社とし、首都圏ならびに全国への営業機能とオペレーション支援機能を有する東京オフィスを「東京本社」とし、引き続き事業拡大に向け取り組みを進めていく。これに先立ち、7月1日にNTTソルコの札幌オフィスを開設して経営管理機能・スタッフ機能を東京から移転し、同社の本社(本店)とする。


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