〔2016/7/4〕オフィス24、小規模から低価格で導入できるクラウド型PBXを開

　オフィス24（本社：東京都新宿区、吉江秀馨社長）は、IP-PBXのクラウド版「MOT／TEL」のサービスを7月11日に開始する。
　MOT／TELは、固定IPが不要で、ユーザが自由に内線登録できる一般企業向けのクラウド型PBX。事業所の固定電話番号を変えずに、社内外を問わず社員の持つスマートフォンでの内線通話や、代表番号での外線発信、通話転送、グループ着信、インターネットFAX、ビジネスチャットなどの機能を利用できるようになる。インターネット回線につなぐことで設置でき、設定作業の軽減も図れる。クラウド型でサービスが提供されるため、主装置の維持・管理コストの削減を図れる。また、拠点間をつなぐことで、事業所・国内、海外支店の内線化による無料通話も可能になる。
　端末はiPhone・Android携帯、Windows PCに対応し、事業所の内外を問わず、ロケーションフリーで利用できる。スマートフォンにはGoogle PlayやApp Storeからアプリをダウンロード・インストールし、開通時に発行されたID・パスワードを入力することで利用可能になる。また、Windows PCでは、USBフォンをつなぐことで通話が可能になる。CTIと連動できるため、電話着信時に登録された相手先の会社情報、対応履歴などを表示できる。
　クラウドCRM「MOT／Cloud」が付属していて、Web電話帳・名刺管理・顧客管理・スケジュール・施設予約・通話履歴などの機能を使用できる。また、ビジネスチャット「MOT／Cha」も標準で使用でき、グループ内で画像・ビデオ・位置情報の共有やFAXのPDFによる送受信が可能になる。
　価格は、初期費用が9800円、月額費用が内線1つあたり199円（内線数が20内線未満の場合、20内線分の料金が必要。21内線以上からは1内線あたり300円）など。