〔2016/7/21〕トランスコスモス、100名を超えるAIストラテジストを組織化し、メッセンジャーアプリを利用したbotによる顧客コミュニケーションサービスを提供開始

 トランスコスモスは、LINEやFacebook Messengerなどのメッセンジャーアプリを利用した顧客コミュニケーションサービスにbotを使った自動応答サービスを導入し、トランスコスモスの100%子会社、caramo(本社:東京都渋谷区、中村亮社長)が運営するECサイト「藤巻百貨店」において今秋から運用を開始すると発表した。
 新たなサービスでは、米国のReply社が開発したbot構築用プラットフォーム「Reply.ai」とLINE、Facebook Messengerなどのメッセンジャーアプリを連携させて、顧客からの問い合わせに自動応答するとともに、必要に応じて有人対応に切り替えてオペレーターが直接サポートする。クライアント企業にとっては、自動応答サービスにより、顧客を待たせることなく対応を行うことができ、一部の業務を自動化することで、人件費の削減も可能となる。Reply.ai は、選択肢以外のメッセージ入力にも回答できるよう設計されており、今後より自然な会話に近い問い合わせ対応や情報提供が可能となる日本語解析エンジンを搭載予定(9月以降)。また、既存顧客が手間なく忘れることなく、いつもの商品を定期的に購入できる仕組みも実装を予定(年度内)。
 botの設計や運用チューニングには、トランスコスモスが15年以上に渡って提供してきた「FAQコンサルティングサービス」のノウハウを活用する。FAQコンサルティングサービスでは、経験豊富なAIストラテジスト100名が、コールやメールのログから顧客の求める回答や説明のレベルを抽出し、FAQサイトの現状をコンテンツカバー率で把握したうえで、FAQ整備からbotの設計開発までをワンストップで提供する。また、botから有人対応に引き継いだ場合も、各種ソーシャルメディアの運用に適したプロファイルを持つ専任のファシリテーターが単なる問い合わせ対応にとどまらないコミュニケーションを提供する。
 トランスコスモスは、EC向けサポートでの運用が期待されているチャットbotを藤巻百貨店へ導入することで、そこで培った経験と技術を、クライアント企業に提供するサービスに展開していく。


PAGE TOP